はじめまして。
この度、「手と手」のブログ投稿を担当させていただくことになりました、櫻井政雄(さくらい まさお)と申します。
私は全盲の視覚障がいがありますが、音やにおい、空気の動きなど、五感を通して日々さまざまなことを感じながら暮らしています。
目では見えなくても、自分なりの視点や感覚で感じたこと、考えたことを、言葉にのせてお届けできたらと思っています。
このブログを通して、障がいの有る無しに関わらず、誰もがやさしさや温もりを感じられるような発信ができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
7月1日、北星学園大学でバリアフリー教室が開かれ、浅野目代表と一緒に参加してきました。
この日は、学生の皆さんに車いすの基本的な使い方を体験していただく特別な時間となりました。実際に車いすに乗ってみたり、スロープやエレベーターでの介助の方法、注意点などを一つひとつ体感しながら学ぶ機会に。初めて触れる車いすに最初は戸惑いも見られましたが、少しずつ慣れていくうちに、表情も和らぎ、後半には笑顔があふれていました。
「やってみて初めてわかることがある」――そんな気づきを学生の皆さんが大切にしてくださっている様子がとても印象的で、私も一緒に体験したくなってしまいました(笑)
今回の教室が、障がいやバリアフリーについて考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。誰かの立場になってみること、それがやさしさの第一歩なのかもしれません。
私たち「手と手」では、視覚・聴覚・肢体障がいをもつ方々への接遇、車いす操作法など、さまざまなバリアフリー研修や講座の講師派遣を行っています。やさしさの輪を広げるお手伝いができたら嬉しいです。どうぞお気軽にご相談ください。

